「車両基地(J-24)」には1つのレールから2分岐するターンアウトがあります。
この2つ目のターンアウトは寸法調整が難しく、
実は現行パーツでは完全に寸法を合わせることができません。
それでも奇跡的にプラレールグリットに近い寸法で取り回すことができる
美しい設計になっています。
ここでは廃盤パーツに頼ることなくレイアウトを行う例をご紹介します。
車両基地のダブルターンアウトを大曲線に頼らずレイアウトする組み合わせ(なじませ)
「車両基地(J-24)」は、
このようなレ―ルでレールですが、一応は情景パーツ(コードJ)の扱いです。
車両基地の下のターンアウトパーツは95mmのクランク形状をしています。
通常、この95mmを寸法誤差なく調整する方法はありません。(たぶん)
それでもこのようにレールを回すと、グリット上に限りなく近く寸法が合ってきます。
図にするとこのようになります。
左側のターンアウトから伸びたルートは、
S字カーブを描いていて、上のルートと横方向の誤差が0.2mm弱になっています。
これは以下のS字カーブ調整のテクニックで、
問題なくつながるということが分かります。
弊サイトでは原則廃版品は入手困難(面倒)な為、
同じく「大曲線レール」も使わないスタンスでレイアウトをしてきました。
ですが、今回「大曲線レール」を採用せざるを得なかった理由は、
以下の記事でご紹介しています。
「車両基地」をレイアウトする上で、
寸法をしっかり合せてレイアウトする事に拘るならば、
「大曲線レール」は避けて通る事ができないのです。