プラレールが手で転がす(手コロ)時代から電車がモーターで動くように変化し、
これまで「プラスチック汽車レールセット」と呼ばれていた名称から
「電動プラスチック汽車」になり現在の「プラレール」へと移り変わっていきます。
電動への変遷期に発売されていた「電動プラレールデラックスセット」のセット内容や、
サンプルレイアウトを見ていくと、絶版レールの当時の使い方が見えてきます。
ここではその中から「レイアウト No.5」を元にした1つの改造例をご紹介します。
レイアウト No.5(改:凸凸ピン使用例)|トミー「電動プラレールデラックスセット」
トミー「電動プラレールデラックスセット」の
「レイアウト No.5」をベースとしてプラレールの絶版パーツ「凸凸ジョイントピン」を
利用した改造例をご紹介します。
尚、「レイアウト No.5」は以下になります。
※一部、後述の注意事項を参照ください。
このレイアウトを図にするとこのようになります。
使うレール部品の数
このレイアウトを作るには以下のパーツが必要です。
7直線レール 〈R-01〉
8曲線レール 〈R-03〉
1ニュー坂レール (裏) 〈R-06〉
1ニュー坂レール (表) 〈R-06〉
2ブロック橋脚 〈J-14〉
2Y型ポイントレール【廃版】 〈R22y〉
1凸凸ピン(長さ0mm凸凸)【廃版】 〈-〉
※必要な「ブロック橋脚」の合計数は 2 個でした。
※すべてを「ミニ橋脚」で組む場合は合計で 8 個必要です。(現在、高架下通過の橋脚数を減らす計算は未対応です)
abo-p0000401n5x
※赤文字は必要な個数です。
※使うレールは一例です。長さの異なるレール(2倍レール等)を利用した時は必要なレールや部品数は異なります。
※「車止め」や「情景パーツ」などレールの接続に直接関係の無いものは集計していません。
※「ガーター橋」などイメージと色の異なるパーツが表示される場合があります。
※薄い青のレールは「単線用」パーツ、少し色の濃い青のレールは「複線用」パーツを示しています。
注意事項
このレイアウトは既に廃盤になっている「Y型ポイントレール」が含まれています。
現行の「Y字ポイントレール」の原型で、
分岐幅が現行の「1/2直線幅」と異なるものです。
また「レイアウトNo.5」では「継手」という名称で、
ジョイントレール(1/6ジョイント凸凸)が利用されています。
これによりレイアウト全体としては、長さが合っていないレイアウトになっています。
この「レイアウトNo.3」は「プラレール幻の逸品展示室」様の記述によれば、
1964年(現在経過:60 年前))のセットであると書かれていますが、
プラレールのすべて3」によれば、このセットが発売されたのは1964年、ざっと38年前だ
(引用)俺の好きなプラレール:第4章|プラレール幻の逸品展示室(2002年11月23日ページ作成)
(アーカイブ)https://www.evernote.com/shard/s370/sh/4a0d6ee1-f654-44c6-a26a-2094406b79d0/0df2adf7c93daa004056e3cc8344cf1f
この頃(1964年:(現在経過:60 年前))には、
まだプラレールの絶版パーツに存在している「凸凸ジョイントピン」が、
まだ利用されていません。
本来「凸凸ジョイントピン」を利用すれば、
レイアウトが綺麗に寸法があう組み合わせが作れますが、
1964年時点では、まだそれが製造されていないという事が推測できます。
その後「てんてつき」などにこの「凸凸ジョイントピン」が、
セットで提供されてきますが、
どの時点でそうしたパーツが世に出てきたのか、などは今後調査いたします。
以下で、トミー「電動プラレールデラックスセット」の他のレイアウトもご確認いただけます。