「ニュー坂レール」の登りきる手前をくぐるレイアウトは一般的です。
実は「坂曲線レール」の登りきる手前でも、くぐらせるようなレイアウトが作れます。
ある程度、走らせる電車は選ぶレイアウトになりますが、
ギリギリを抜けてくる電車は見ていて楽しいので取り入れてみてはいかがでしょうか。
事故案件になりますので、
プレミアムで傷つけたくない大事な車両を走らせることはご遠慮ください。
目次
超ギリギリで坂曲線手前をくぐる限界レイアウト
ひょうたん型のレイアウトを延長してニュー坂レールで持ち上げて、
下の小判型の坂曲線レールレイアウトの中を抜けてきます。
これは2つの独立したレイアウトで双方を行き来する事はできません。
レイアウトイメージ
パッと見は、何の変哲もないレイアウトですが、
くぐるレールは橋脚のすぐ脇で、本当にギリギリを抜けます。
ミニ橋脚を使う関係で、車両がカスります。
(実際、カスッ!って音が聞えてきますw)
もっとレイアウトを変えて、「ブロック橋脚」で受ける形なら、
ブロック橋脚は、角が面取りされていますので事故は少なくできます。
レイアウトパーツの配置
このレイアウトは以下のレール配置で作っています。
設計上はレールと橋脚の幅は、0.12cm(1.2mm)でかなりシビアです。
※格子グリットは直線1本分の基準長さを示し、およそ214mm(21.4cm)です。
使うレール部品の数
このレイアウトを作るには以下のパーツが必要です。
21/2直線レール 〈R-02〉
16曲線レール 〈R-03〉
1ニュー坂レール (裏) 〈R-06〉
1ニュー坂レール (表) 〈R-06〉
4坂曲線レール (A・凸) 〈R-18〉
4坂曲線レール (B・凹) 〈R-18〉
10ブロック橋脚 〈J-14〉
2ミニ橋脚 (1段) 〈J-15〉
2ミニ橋脚 (2段) 〈J-15〉
2ミニ橋脚 (3段) 〈J-15〉
※必要な「ミニ橋脚」の合計数は 12 個でした。
※必要な「ブロック橋脚」の合計数は 10 個でした。
※すべてを「ミニ橋脚」で組む場合は合計で 52 個必要です。(現在、高架下通過の橋脚数を減らす計算は未対応です)
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※赤文字は必要な個数です。
※使うレールは一例です。長さの異なるレール(2倍レール等)を利用した時は必要なレールや部品数は異なります。
※「車止め」や「情景パーツ」などレールの接続に直接関係の無いものは集計していません。
※「ガーター橋」などイメージと色の異なるパーツが表示される場合があります。
※薄い青のレールは「単線用」パーツ、少し色の濃い青のレールは「複線用」パーツを示しています。
実際のレイアウト
設計は設計、机上の空論ですので今回は実際に組み立てます。
こうしてみると、面白みはないのに地味に場所を取ってます。
さて、高架交差部分です。
パッと見はレールが当たっているように見える程。
電車を置いてもかなりギリッギリです。
(というか、走っていれば当たります)
しかし頭上はかなりまだ余裕があります。
この「坂曲線レール」の高架下はこの位の位置なら通れそうです。
橋脚の面から2cmくらいにレールの端がきていれば大丈夫そうです。
※下のレールは2倍直線(平置き)で、ニュー坂レールを使っていません。
※ニュー坂レールなら上り始め位置によって条件はさらに厳しくなります。
※電車のスイッチレバーをONにした時の状態で避ける必要があります(これはOFF)
それ、1/2やめて、直線レールにすればいいんじゃねーの?
なんて声が聞えてきそうですので、おまけで検証しておきます。
直線レールですと、このようになります。
惜しい、惜しい。あと一歩届きません。
橋脚を寄せようにも高架下のレールが寄せられませんので物理的不可能です。
図面上でも、ガッツリと当たって、
片側1.56cmで合計3cmくらいは幅が狭い計算です。
※一部、記載を省略
CG化すれば、ニュー坂レールとミニ橋脚がフュージョン致します。
直線レールならイケそうと思ってしまうのですが、
実際やってみるとできないので、橋脚2個を間に立てて、
「1/2→1/4→1/2直線」で延長するか、
思い切って2倍直線で一気に渡すかの変更が必要そうです。