「車両基地(J-24)」にはダブルターンアウトレールが付属しています。
このダブルターンアウトレールは現行(2019)のレールでは、
完全に寸法を合わせる組み合わせは見つからないはずです。
そもそも、レールのグリット(216mm)とは異なる寸法が含まれて設計されている為です。
目次
「車両基地」レールを現行(2019)レールで寸法調整する
ここでは「車両基地」のダブルターンアウトレールを、
現行レールで合せる奇跡の組み合わせの一つをご紹介します。
現行レールで調整を試みるも、かなり苦戦するWTOレール
この水色の45度回転9.5cm接続部を、
現行(2019年現在)のレールで調整しようとすると苦戦します。
横方向の半端を作り出そうと斜め1/2と曲線で測りますが、
縦横共に微妙な位置になります。
それぞれを曲線レールで回してみるも、
1/2で調整も困難な感じです。
コネコネと駆使しても、単複ポイントでも微妙な結果に。
※これはこれでつながるとは思います。
ならばと、ターンアウトをめがけて延ばしますも微妙に。
以前、レールの組み合わせを探していて、
ふと手に取った「大曲線レール(廃版)」と寸法が近そうだったことを思い出し、
少し「大曲線レール(廃版)」を利用してみます。(逸脱)
単純に大曲線を絡めただけでは、やはり微妙な結果になります。
が、組み合わせによっては、9.5cmの四角形を移動させることが出来る事も分かります。
これは、別の時に使います。
旧Y型ポイントレールなら9.5cm幅で合うのでは?
廃版パーツに詳しい方は「Y型ポイント(廃版)」レールが、
同じ9.5cm幅の分岐を持っている事をご存知かもしれません。
この9.5cmを活かして、なんとかつなげないか?考えておきます。
これも、1/2直線レールの長さが、10.7cm(公式10.8cm)の為、
その長さが開きの幅になり、うまく9.5cm角の接続位置のズレは作れません。
さらにY型をつなげて、大曲線併用で繋げてみますが、
これもまた、最終的に「この先どうする?」という寸法が生成され、
余計厄介な状況になります。
曲線レールで延ばせば、9.5cmの位置を動かすことは可能ですが、
45度回転したところの、接続位置の間隔が、
Y型で回した時の、同心円の関係と異なっていますのでどうにもできません。
それでも、曲線大曲線と回す途中で、
曲線と大曲線の入れ方を変えれば、先端を合わせることができます。
これも活用できるテクニックの一つです。
こちらで利用しています。
車両基地と現行パーツの奇跡の組み合わせは存在する
そんな中、奇跡の組み合わせも存在するには存在します。
こちらです。
ターンアウトから出した直線と、S字カーブの幅がまず直線1本に近くなっています。
それを曲げて、1/4直線を入れると、ズレが0.0187cmです。(弊サイトは214グリット換算)
0.1mmのズレなのです。
縦方向はといえば、S字カーブで縦に移動させる曲線と、
斜め直線が1本ですので、S字カーブの調整方法を使えば、
寸法が合わせられるのです。
この組み合わせを実際にレイアウトに組み込むと、
このように活用できます。
「大曲線レール」は絶版の為、新たに新品の購入は困難です。
ですので、可能であれば「現行レール」でレイアウトしたいものだと思います。
このような奇跡的に寸法があう組み合わせを上手に使えば、
大曲線レールに頼ることなく、レイアウトをすることができます。
その他、ズレが大きくても良ければ、以下の様なレイアウトも利用できます。
それでも「大曲線レール」を使った方がスマートに
元々「車両基地は」大曲線レールの寸法を持っています。
その為、スマートに寸法調整をするには、大曲線レールの利用がオススメです。