「2倍曲線レール」を使うと「曲線レール」2本分の長さを、
1本でつなぐことができて、つなぎ目が少ない分レイアウトが安定します。
「2倍直線レール」では間の橋脚すら省略して、
2本分の高架渡しが可能になる便利さがありますが、
同じように「2倍曲線レール」で橋脚を省略するのは無理があるので注意が必要です。
「2倍曲線レール」は途中の橋脚1個を無くすことはできない
当たり前というか、容易に想像できることと思いますが、
このような状態になります。
普通は「曲線レール」でも「2倍曲線レール」でも、
間のつなぎ目位置に、橋脚を立てます。
橋脚を無くしてもレイアウトとしては、成り立っているようには見えます。
「橋脚あり」で電車を通過させる
では「橋脚あり」の状態で電車を走らせてみます。
カーブに入ってきました。
安定して通っていきます。
遠心力は受けて傾いていますが、安心して見ていられます。
哀愁を残しながら通過していきました。
これが普通のレイアウトなので通れて当然です。
「橋脚なし」で電車を通過させる
橋脚が無い状態で、レールに電車を載せるとこのくらい傾いてしまいます。
(なんとか持ちこたえています。)
では「橋脚なし」の状態で電車を走らせてみます。
カーブに入ってきました。
一瞬で通過すればなんとか走れるのだろうか。
うぉっ!超沈んでる!
でも、なんか通過できそうな気がする。
と、レールを組んで1回はちゃんと通過しました。
が、やっぱり少しずつつなぎ目が緩んでいき、
何回か通過すると、傾きが大きくなり、電車は脱線するようになります。
橋脚あり、なしで、かなり傾きが違いますし、
やっとやっと、通過している状態なので、橋脚は省略しない方が無難と言えます。
「2倍曲線レール」は中間橋脚位置を問わない便利パーツ
となると、この「2倍曲線レール」の使い道は、
単なるレール本数を減らして、
円や90度カーブを作る為だけにしか使えないパーツなのでしょうか。
無理に「2倍曲線レール」を使う必要もないのですが、
高架で「曲線レール」つなぎ目の真下に、橋脚が立てられない場合に、
この「2倍曲線レール」を使うと安定した高架カーブを作る事ができます。
使い方は人それぞれだと思いますが、
カーブの橋脚省略はなるべくやらない方がいいでしょう。
ただ、ウチの息子は電車が事故ったり、脱線したりすると喜びますけど、
それはそれ。
レイアウトを実際に作ってみたよ!というご報告を頂けると、とても嬉しいです。
お写真を添えて、是非共有ください。