プラレールが手で転がす(手コロ)時代から電車がモーターで動くように変化し、
これまで「プラスチック汽車レールセット」と呼ばれていた名称から
「電動プラスチック汽車」になり現在の「プラレール」へと移り変わっていきます。
電動への変遷期に発売されていた「電動プラレールデラックスセット」のセット内容や、
サンプルレイアウトを見ていくと、絶版レールの当時の使い方が見えてきます。
ここではその中から「レイアウト No.7」を取り上げます。
レイアウト No.7|トミー「電動プラレールデラックスセット」
トミー「電動プラレールデラックスセット」の「レイアウト No.7」として、
紹介されているレイアウトを一部現行品を配置して再現したものです。
※一部、後述の注意事項を参照ください。
このレイアウトを図にするとこのようになります。
使うレール部品の数
このレイアウトを作るには以下のパーツが必要です。
6直線レール 〈R-01〉
16曲線レール 〈R-03〉
1ニュー坂レール (裏) 〈R-06〉
1ニュー坂レール (表) 〈R-06〉
2単線・複線ポイントレール (B・凹) 〈R-13〉
2ブロック橋脚 〈J-14〉
1継手凹凹(約1/6ジョイントレール)【廃版】 〈-〉
※必要な「ブロック橋脚」の合計数は 2 個でした。
※すべてを「ミニ橋脚」で組む場合は合計で 8 個必要です。(現在、高架下通過の橋脚数を減らす計算は未対応です)
abo-p0000401no7
※赤文字は必要な個数です。
※使うレールは一例です。長さの異なるレール(2倍レール等)を利用した時は必要なレールや部品数は異なります。
※「車止め」や「情景パーツ」などレールの接続に直接関係の無いものは集計していません。
※「ガーター橋」などイメージと色の異なるパーツが表示される場合があります。
※薄い青のレールは「単線用」パーツ、少し色の濃い青のレールは「複線用」パーツを示しています。
注意事項
このレイアウトは既に廃盤になっている「大曲線レール」が含まれています。
写真がかなり荒く読み取りにくいのですが、
プラレール部品として紹介されているパーツから読み解くと、
このレイアウトに使用されている部品はこのように書かれていると推測できます。
曲線レール・・・・・8本
大曲線レール・・・・・8本
「プラレール幻の逸品展示室」様の記述によれば、
以下のように書かれています。
プラレールのすべて3」によれば、このセットが発売されたのは1964年、ざっと38年前だ
(引用)俺の好きなプラレール:第4章|プラレール幻の逸品展示室(2002年11月23日ページ作成)
(アーカイブ)https://www.evernote.com/shard/s370/sh/4a0d6ee1-f654-44c6-a26a-2094406b79d0/0df2adf7c93daa004056e3cc8344cf1f
この頃(1964年:(現在経過:60 年前))には、
既に「大曲線レール」が存在していて、
2重円のレイアウトを提唱していることが分かります。
謎の多い「大曲線レール(絶版)」ですが、
このようにプラレールの初期の頃には既に存在し、
レイアウトに活かしていることがわかります。
問題は「大曲線レール(絶版)」がいつ絶版になり、
その後に、並行して販売されていた「ふくせんプラレール」の仕様である
複線外側曲線へと移り変わっていくのか?ですが、
こちらは継続して調べてまいります。
以下で、トミー「電動プラレールデラックスセット」の他のレイアウトもご確認いただけます。