Ｓ字カーブで複線幅6cmを調整するレイアウト〈190〉

複線パーツは結構くせ者で長さ調整に苦労することも多いはずです。
そんな複線パーツを数ミリの誤差で通常パーツを使って、
Ｓ字カーブを描くことで収める例をご紹介します。

このレイアウトは以下の記事を補足する意味で生まれたレイアウトです。

〔６〕複線幅6cmを通常レールで誤差最小に収める組み合わせを探す

Ｓ字カーブで複線幅6cmを調整するレイアウト

Ｕターンレールから分かれたレールを、
片方はＬ型に取り回し、片方はＳ字カーブで取り回してつないでいます。

レイアウトイメージ

当初は、誤差が0.16ｃｍに収まるかなり綺麗なレイアウトになると思い、
作成したのですが、縦方向のズレが結局0.65ｃｍあることから、
他の複線幅を調整するレイアウトと大差ないレイアウトだとわかりました。

「単線複線ポイント」と「ターンアウト」で回す 最小レイアウト例〈192〉

「単線複線ポイント」と「ターンアウト」で回す 基本レイアウト例〈193〉

あまり参考にはならないかもしれません。

パースビュー・Ｓ字カーブで複線幅6cmを調整するレイアウト

レイアウトパーツの配置

このレイアウトは以下のレール配置で作っています。

レイアウト・Ｓ字カーブで複線幅6cmを調整するレイアウト

※格子グリットは直線１本分の基準長さを示し、およそ214mm（21.4cm）です。

使うレール部品の数

このレイアウトを作るには以下のパーツが必要です。

レール部品一覧

詳細の展開・省略

7直線レール 〈R-01〉

まっすぐなレールですべてのレールの基本になる長さです。

12曲線レール 〈R-03〉

曲がったレールで半径は直線レール１本と同じです。円には８本必要です。

1Uターンレール 〈R-10〉

複線レール幅とつないで、Uターンさせるレールです。

11/4直線レール (凸凸) 〈R-20〉

直線レールの1/4の長さの真っすぐなレールです。つなぎ目が凸凸、凸凹、凹凹になった３種類があります。

21/4直線レール (凸凹) 〈R-20〉

直線レールの1/4の長さの真っすぐなレールです。つなぎ目が凸凸、凸凹、凹凹になった３種類があります。

org-p0000000190
※赤文字は必要な個数です。
※使うレールは一例です。長さの異なるレール（２倍レール等）を利用した時は必要なレールや部品数は異なります。
※「車止め」や「情景パーツ」などレールの接続に直接関係の無いものは集計していません。
※「ガーター橋」などイメージと色の異なるパーツが表示される場合があります。
※薄い青のレールは「単線用」パーツ、少し色の濃い青のレールは「複線用」パーツを示しています。

これを最小構成で作るなら以下のレイアウトになります。

「単線複線ポイント」と「ターンアウト」で回す 最小レイアウト例〈192〉