プラレールは高架交差にすると一気にブロック橋脚を使う数が増えます。
普段レイアウトを楽しむときには必要ないような数の橋脚が、
急に必要になるのが高架ですが、身の回りにあるものを活用して、
一時的に橋脚の代用として使うと楽しめる場合があります。
「デコラステップ」というプラスチック台を活用した例をご紹介します。
このレイアウトはTwitterで教えて頂いた橋脚代用品を、
実際にレイアウトに組み込んでみた例です。
たくさんの方に見ていただいているので、関連するご意見をぶら下げておきます。https://t.co/zERCPIPSne
— あい(プラレータ) (@ai_prarator) 2018年11月9日
なお、ぺたぞうさんはタワーレイアウトの第一人者の方で、
「一畳プラレール」を世に生み出したパイオニアさんです。
一畳プラレール
デコラステップをくぐる3段橋脚の節約レイアウト
まずデコラステップがどのようなものかというご紹介を。
丈夫なプラスチックでできた踏み台で、様々な使いみちがある便利なものです。
このデコラステップの高さ(他にも種類・サイズあり)が、
ブロック橋脚3段とほぼ同じなのです。
レイアウトイメージ
今回はデコラステップを組み込むためだけの、
3段高さを使ったシンプルなレイアウトを組んでいます。
このデコラステップを3D化していないので、
パースには書かれていませんが、
実際のレイアウト写真(後述)でご確認ください。
影があると見にくいので、影なしパースも併せてご紹介しておきます。
レイアウトパーツの配置
このレイアウトは以下のレール配置で作っています。
※格子グリットは直線1本分の基準長さを示し、およそ214mm(21.4cm)です。
使うレール部品の数
このレイアウトを作るには以下のパーツが必要です。
2直線レール 〈R-01〉
12曲線レール 〈R-03〉
2ニュー坂レール (裏) 〈R-06〉
1ニュー坂レール (表) 〈R-06〉
4坂曲線レール (A・凸) 〈R-18〉
8坂曲線レール (B・凹) 〈R-18〉
45ブロック橋脚 〈J-14〉
3ミニ橋脚 (1段) 〈J-15〉
3ミニ橋脚 (2段) 〈J-15〉
3ミニ橋脚 (3段) 〈J-15〉
※必要な「ミニ橋脚」の合計数は 18 個でした。
※必要な「ブロック橋脚」の合計数は 45 個でした。
※すべてを「ミニ橋脚」で組む場合は合計で 198 個必要です。(現在、高架下通過の橋脚数を減らす計算は未対応です)
org-p0000000208
※赤文字は必要な個数です。
※使うレールは一例です。長さの異なるレール(2倍レール等)を利用した時は必要なレールや部品数は異なります。
※「車止め」や「情景パーツ」などレールの接続に直接関係の無いものは集計していません。
※「ガーター橋」などイメージと色の異なるパーツが表示される場合があります。
※薄い青のレールは「単線用」パーツ、少し色の濃い青のレールは「複線用」パーツを示しています。
※デコラステップを使用する場合はブロック橋脚を8個減らすことができます。
実際のレイアウト
今回のレイアウトを一旦作り、デコラステップを組み入れます。
※一部、図面と異なる部分があります(資材不足のため)
この3段橋脚部分にデコラステップを置くことで、
3段橋脚のうち、3ヶ所合計(8個橋脚を節約できます。)
※写真では2倍直線で既に3個は節約済み。
デコラステップの横の穴を使ってトンネルにしています。
単にこれがやりたかっただけという衝動でレイアウトを組んでいました。
ひょっこり出てくる感じが気に入っています。
若干のステップ位置調整は必要ですが、
当たらないように調整すれば、問題なく実走できます。
このように身の回りにあるものを使って、
無理に橋脚を購入することなく、
今を楽しむのもプラレールの面白さだと思います。
その他の弊サイト紹介オリジナルレイアウトは以下でご確認いただけます。