坂曲線レールで多段レイアウトを作る場合にはセオリーがあり、
単純につなげていくだけでは高架下をぐるぐる通すことができません。
これは坂曲線レールにミニ橋脚（青）が付いていることが原因です。
常に高架下の高さ確保でブロック橋脚１段、坂曲線のミニ１段の、
計５段の差が必要になってきます。
ここではその５段差を調整して多段レイアウトを作る例をご紹介します。
目次
坂曲線レールを５段差で積み重ねるレイアウト例
坂曲線レール４本で上がる高さはミニ橋脚４段（＝ブロック橋脚１段）です。
坂曲線４本では１８０度回転しますので、８本つなげると円（３６０度）です。
ですが、坂曲線レールの下を高架で通すには５段の高さが必要になります。
ただ円形に繋げただけでは、ミニ橋脚１段分の高さが足りなくなります。
その１段を「プラレールアドバンス坂直線レール（AR-06）」で調整しています。
レイアウトイメージ
くすんだ緑色で表現しているレールが「プラレールアドバンス坂直線レール（AR-06）」です。
持っていない場合でも大丈夫です。
ミニ橋脚１段の差は、直線レールを斜めにつないでも十分楽しむことができます。
パースビュー影付・坂曲線レールを５段差で積み重ねるレイアウト例
影があると少し見づらいので陰無しで向きを変えたパースもご紹介します。
パースビュー２・坂曲線レールを５段差で積み重ねるレイアウト例
「プラレールアドバンス坂直線レール（AR-06）」は
2018/12/16現在でも、Amazonで普通に購入することができていますが、
段々と品薄にはなってくるものと思います。
(出典) プラレール アドバンス AR-06 坂直線レール｜タカラトミー(TAKARA TOMY) - Toy/B00CM0S990
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組み立てる各手順は後述していますが、
アニメーションで順に組み上げていく模様はこのようになります。
組み立てステップアニメーション・坂曲線レールを５段差で積み重ねるレイアウト例
レイアウトパーツの配置
このレイアウトは以下のレール配置で作っています。
各パーツの詳細は組み立て手順側でご確認下さい。
レイアウト・坂曲線レールを５段差で積み重ねるレイアウト例
※格子グリットは直線１本分の基準長さを示し、およそ214mm（21.4cm）です。
使うレール部品の数
このレイアウトを作るには以下のパーツが必要です。
1直線レール 〈R-01〉
まっすぐなレールですべてのレールの基本になる長さです。
17曲線レール 〈R-03〉
曲がったレールで半径は直線レール１本と同じです。円には８本必要です。
2ニュー坂レール (裏) 〈R-06〉
直線レール２本の長さで橋脚ブロックの高さまで上げられます。両面使う事ができます。（パーツに表裏の決まりはありませんが、上る方向に向かって凸を表として区別しています）
12倍直線レール 〈R-07〉
直線レール２本の長さのある真っすぐなレールです。
19坂曲線レール (A・凸) 〈R-18〉
曲線レールと同じ長さで１本ずつ坂を作るレールです。ブロック橋脚１個の高さに上げるには４本必要です。
11/4直線レール (凸凸) 〈R-20〉
直線レールの1/4の長さの真っすぐなレールです。つなぎ目が凸凸、凸凹、凹凹になった３種類があります。
21/4直線レール (凸凹) 〈R-20〉
直線レールの1/4の長さの真っすぐなレールです。つなぎ目が凸凸、凸凹、凹凹になった３種類があります。
11/4直線レール (凹凹) 〈R-20〉
直線レールの1/4の長さの真っすぐなレールです。つなぎ目が凸凸、凸凹、凹凹になった３種類があります。
53ブロック橋脚 〈J-14〉
単線の高架をつくるときにレールをささえます。上に何段も重ねることができます。
15ミニ橋脚 (１段) 〈J-15〉
坂曲線レールの下において使います。４個重ねるとブロック橋脚の代わりになります。（重ねた個数別で表示しています。）
10ミニ橋脚 (２段) 〈J-15〉
坂曲線レールの下において使います。４個重ねるとブロック橋脚の代わりになります。（重ねた個数別で表示しています。）
5ミニ橋脚 (３段) 〈J-15〉
坂曲線レールの下において使います。４個重ねるとブロック橋脚の代わりになります。（重ねた個数別で表示しています。）
3坂直線レール AR-06 (裏) 〈AR06〉
坂直線レールはプラレールアドバンス用のレール直線１本の長さでミニ橋脚１段のスロープが作れます。ない場合は直線レール(R-01)を斜めにしてつなぐことで代用できます。（2018年時点廃盤品）
※必要な「ミニ橋脚」の合計数は 50 個でした。
※必要な「ブロック橋脚」の合計数は 53 個でした。
※すべてを「ミニ橋脚」で組む場合は合計で 262 個必要です。(現在、高架下通過の橋脚数を減らす計算は未対応です)
org-p0000000233
※赤文字は必要な個数です。
※使うレールは一例です。長さの異なるレール（２倍レール等）を利用した時は必要なレールや部品数は異なります。
※「車止め」や「情景パーツ」などレールの接続に直接関係の無いものは集計していません。
※「ガーター橋」などイメージと色の異なるパーツが表示される場合があります。
※薄い青のレールは「単線用」パーツ、少し色の濃い青のレールは「複線用」パーツを示しています。
レイアウトを組み立てる手順
このレイアウトは以下の様な手順で組み立てるとスムーズです。
１段目
まず、１段目の坂曲線レールを置きます。
置いた状態がこのようになります。
１段目レール（パース）・坂曲線レールを５段差で積み重ねるレイアウト例
１段目で使っているレールは以下になります。
１段目組み立て図・坂曲線レールを５段差で積み重ねるレイアウト例
２段目
さらに２段目の橋脚を上に載せていきます。
２段目下橋脚（パース）・坂曲線レールを５段差で積み重ねるレイアウト例
載せた橋脚の上に、２段目のレールを置きます。
２段目レール（パース）・坂曲線レールを５段差で積み重ねるレイアウト例
２段目で使っているレールは以下になります。
２段目組み立て図・坂曲線レールを５段差で積み重ねるレイアウト例
３段目
さらに３段目の橋脚を上に載せていきます。
３段目下橋脚（パース）・坂曲線レールを５段差で積み重ねるレイアウト例
載せた橋脚の上に、３段目のレールを置きます。
３段目レール（パース）・坂曲線レールを５段差で積み重ねるレイアウト例
３段目で使っているレールは以下になります。
３段目組み立て図・坂曲線レールを５段差で積み重ねるレイアウト例
４段目
さらに４段目の橋脚を上に載せていきます。
４段目下橋脚（パース）・坂曲線レールを５段差で積み重ねるレイアウト例
載せた橋脚の上に、４段目のレールを置きます。
４段目レール（パース）・坂曲線レールを５段差で積み重ねるレイアウト例
４段目で使っているレールは以下になります。
４段目組み立て図・坂曲線レールを５段差で積み重ねるレイアウト例
組み立ての手順は以上です。
この一連の組み立てを順にするとこのようになります。
組み立てステップアニメーション・坂曲線レールを５段差で積み重ねるレイアウト例
その他の弊サイト紹介オリジナルレイアウトは以下でご確認いただけます。
