「車両基地」で使われているダブルターンアウトレールには癖がありますが、
「大曲線レール(絶版)」を活用すると綺麗に寸法が合う設計になっています。
これは「大曲線レール(絶版)」を活用しベーシックな寸法調整を行ったレイアウト例で、
比較的コンパクトにしていますが、高架が1.2段上げで回避が必要な例です。
以下、似たレイアウトもご紹介しています。
目次
車両基地を大曲線で調整するシンプルレイアウト５
車両基地のダブルターンアウトレールの半端な寸法を、
Yの字ポイントレールを介することで、４本の大曲線レールで調整している点は同じで、
高架交差を少し工夫して、ブロック１段＋ミニ２段上げる事で、
交差が厳しい箇所を回避しています。
レイアウトイメージ
薄い緑で表示しているレールが「大曲線レール（絶版）」を表しています。
「大曲線レール」を使いY字ポイントを使わずに、
ターンアウトを利用して合流するレイアウトにしています。
パースビュー・車両基地を大曲線で調整するシンプルレイアウト５ 〈262〉
右側の高架交差は、坂曲線２段上げの高さから、
更にニュー坂レールでブロック１段上げています。
その途中で、高架交差させてレールを通していますが、
交差する場所では実質、ミニ４段（ブロック１段）程度の高さが取れます。
交差イメージはこのようになります。
右側高架交差パースビュー・車両基地を大曲線で調整するシンプルレイアウト５ 〈262〉
また左の高架交差は斜めのニュー坂レールに対して、
下を曲線レールが通るレイアウトです。
これは元々問題ない組み合わせですが、一応回避チェックはしています。
左側高架交差パースビュー・車両基地を大曲線で調整するシンプルレイアウト５ 〈262〉
レイアウトパーツの配置
このレイアウトは以下のレール配置になっています。
レイアウト・車両基地を大曲線で調整するシンプルレイアウト５ 〈262〉
※格子グリットは直線１本分の基準長さを示し、およそ214mm（21.4cm）です。
使うレール部品の数
このレイアウトを作るには以下のパーツが必要です。
13直線レール 〈R-01〉
まっすぐなレールですべてのレールの基本になる長さです。
10曲線レール 〈R-03〉
曲がったレールで半径は直線レール１本と同じです。円には８本必要です。
1ニュー坂レール (裏) 〈R-06〉
直線レール２本の長さで橋脚ブロックの高さまで上げられます。両面使う事ができます。（パーツに表裏の決まりはありませんが、上る方向に向かって凸を表として区別しています）
1ニュー坂レール (表) 〈R-06〉
直線レール２本の長さで橋脚ブロックの高さまで上げられます。両面使う事ができます。（パーツに表裏の決まりはありませんが、上る方向に向かって凸を表として区別しています）
1ターンアウトレール (L・凸) 〈R-11〉
直線レールから分かれるレールです。曲がったレールは曲線レール１本と同じ長さです。
3ターンアウトレール (R・凹) 〈R-11〉
直線レールから分かれるレールです。曲がったレールは曲線レール１本と同じ長さです。
2坂曲線レール (A・凸) 〈R-18〉
曲線レールと同じ長さで１本ずつ坂を作るレールです。ブロック橋脚１個の高さに上げるには４本必要です。
2坂曲線レール (B・凹) 〈R-18〉
曲線レールと同じ長さで１本ずつ坂を作るレールです。ブロック橋脚１個の高さに上げるには４本必要です。
11/4直線レール (凸凹) 〈R-20〉
直線レールの1/4の長さの真っすぐなレールです。つなぎ目が凸凸、凸凹、凹凹になった３種類があります。
10ブロック橋脚 〈J-14〉
単線の高架をつくるときにレールをささえます。上に何段も重ねることができます。
3ミニ橋脚 (１段) 〈J-15〉
坂曲線レールの下において使います。４個重ねるとブロック橋脚の代わりになります。（重ねた個数別で表示しています。）
3ミニ橋脚 (２段) 〈J-15〉
坂曲線レールの下において使います。４個重ねるとブロック橋脚の代わりになります。（重ねた個数別で表示しています。）
1複線ブロック橋脚 〈J-22〉
複線の高架をつくるときにレールをささえます。上に何段も重ねることができます。
1車両基地 (ダブルターンアウトレール) 〈J-24〉
つないだ電車２つ（２編成）をとめておく基地です。２つに分かれるダブルターンアウトレールと、基地専用のストップレール２個を使って車両基地を作るのが一般的です。セットには他直線レール(グレー)、車止め(グレー)等が含まれています。
1車両基地 (ストップレール) 〈J-24〉
つないだ電車２つ（２編成）をとめておく基地です。２つに分かれるダブルターンアウトレールと、基地専用のストップレール２個を使って車両基地を作るのが一般的です。セットには他直線レール(グレー)、車止め(グレー)等が含まれています。
6大曲線レール【廃版】 〈-〉
「ふくせんプラレール」が発売される前まで、複線レイアウトを作る場合に使用されていた曲線レールで、複線外側曲線レール（R-09）の古いタイプです。曲線の半径も複線外側曲線レール（R-09）よりも大きく曲がります。
※必要な「ミニ橋脚」の合計数は 9 個でした。
※必要な「ブロック橋脚」の合計数は 10 個でした。
※すべてを「ミニ橋脚」で組む場合は合計で 49 個必要です。(現在、高架下通過の橋脚数を減らす計算は未対応です)
org-p0000000262
※赤文字は必要な個数です。
※使うレールは一例です。長さの異なるレール（２倍レール等）を利用した時は必要なレールや部品数は異なります。
※「車止め」や「情景パーツ」などレールの接続に直接関係の無いものは集計していません。
※「ガーター橋」などイメージと色の異なるパーツが表示される場合があります。
※薄い青のレールは「単線用」パーツ、少し色の濃い青のレールは「複線用」パーツを示しています。
「車両基地」のダブルターンアウトの美設計
「車両基地」のダブルターンアウトレールは、
とても綺麗な設計で大曲線レールの寸法を取り込み、
車両基地としてのデザイン性を活かすように、
95mmというレール間隔を採用しているように見えます。
車両基地がどうして美設計なのかについては、
以下でご紹介しています。
「車両基地」を使ったその他のレイアウト
「車両基地」のダブルターンアウトを利用した、
レイアウトは以下で一覧化しています。
