「車両基地」のダブルターンアウトレールの寸法調整には、
「大曲線レール（絶版）」が本来は必要になります。
これは「車両基地」に限ったものではなくターンアウトでも同じですが、
Googleマップのピン（雫型）をプラレールで作る場合寸法がかなり厳しくなります。
そのピン形状を車両基地背中合わせダブルでつないだ例です。
現行パーツで誤差最小と思われる組み合わせのレイアウトは以下になります。
目次
車両基地を現行レールで”なじませ”限界でつなぐレイアウト
「車両基地」を背面合わせで配置してそれぞれのターンアウトを、
直線的につないでいます。
この斜めの直線と同じ長さにはならない円の直径を、
無理やりつないでいる形状です（レイアウトの左側）
レイアウトイメージ
本来はレイアウト右の曲線でぐるっと回る周回ルートで、
この形状は繋ぐ必要がありますが、
無理に直線的にしてもつながらないわけではありません。
パースビュー・車両基地を現行レールで”なじませ”限界でつなぐレイアウト 〈266〉
ただ左の円下にあるターンアウトレールを、
もう一本右に配置して、曲線レールを８の字ポイントに変えて、
デルタ（三角形）を作りこのレイアウトに組み込もうとすると、
”なじませる”ことができなくなります。
そういう意味では、斜め直線と円の接続の限界がこの左側の形状と言えます。
レイアウトパーツの配置
このレイアウトは以下のレール配置になっています。
レイアウト・車両基地を現行レールで”なじませ”限界でつなぐレイアウト 〈266〉
※格子グリットは直線１本分の基準長さを示し、およそ214mm（21.4cm）です。
使うレール部品の数
このレイアウトを作るには以下のパーツが必要です。
5直線レール 〈R-01〉
まっすぐなレールですべてのレールの基本になる長さです。
31/2直線レール 〈R-02〉
直線レールの半分の長さのまっすぐなレールです。
11曲線レール 〈R-03〉
曲がったレールで半径は直線レール１本と同じです。円には８本必要です。
2ターンアウトレール (L・凸) 〈R-11〉
直線レールから分かれるレールです。曲がったレールは曲線レール１本と同じ長さです。
2ターンアウトレール (R・凹) 〈R-11〉
直線レールから分かれるレールです。曲がったレールは曲線レール１本と同じ長さです。
31/4直線レール (凸凸) 〈R-20〉
直線レールの1/4の長さの真っすぐなレールです。つなぎ目が凸凸、凸凹、凹凹になった３種類があります。
41/4直線レール (凸凹) 〈R-20〉
直線レールの1/4の長さの真っすぐなレールです。つなぎ目が凸凸、凸凹、凹凹になった３種類があります。
11/4直線レール (凹凹) 〈R-20〉
直線レールの1/4の長さの真っすぐなレールです。つなぎ目が凸凸、凸凹、凹凹になった３種類があります。
2車両基地 (ダブルターンアウトレール) 〈J-24〉
つないだ電車２つ（２編成）をとめておく基地です。２つに分かれるダブルターンアウトレールと、基地専用のストップレール２個を使って車両基地を作るのが一般的です。セットには他直線レール(グレー)、車止め(グレー)等が含まれています。
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※赤文字は必要な個数です。
※使うレールは一例です。長さの異なるレール（２倍レール等）を利用した時は必要なレールや部品数は異なります。
※「車止め」や「情景パーツ」などレールの接続に直接関係の無いものは集計していません。
※「ガーター橋」などイメージと色の異なるパーツが表示される場合があります。
※薄い青のレールは「単線用」パーツ、少し色の濃い青のレールは「複線用」パーツを示しています。
実レイアウトの検証
適宜、無理そうなレイアウトに関しては、
実際にレイアウトを行って検証をおこなっていますが、
今回も実は元がデルタ構成でレイアウトを作っていました。
ですが、実際はつながらなかったわけです。
そこで、今回のレイアウトに変更してご紹介するに至りました。
実レイアウト・車両基地を現行レールで”なじませ”限界でつなぐレイアウト 〈266〉
左下の曲線レール（白）を８の字ポイントへ、
左下の直線レール（灰色）をターンアウトに変更するとデルタになりますが、
それは無理でしたので、検証済みといたします。
※カラーレール使うと説明がしやすくていいですね。
斜めつなぎの詳細です。
歪んでるはずですが、あまり目立たない感じになります。
ガーター橋を入れてるから直線がイメージしにくいからかもしれませんね。
斜めつなぎの拡大・車両基地を現行レールで”なじませ”限界でつなぐレイアウト 〈266〉
「大曲線レール（廃盤）」を活用した類似レイアウト
このレイアウトは現行レール縛りを条件に作成していますが、
廃盤品の中でも比較的入手しやすい「大曲線レール」を入手すれば、
完全に寸法一致させたレイアウトが構成できます。
「車両基地」のダブルターンアウトの美設計
「車両基地」のダブルターンアウトレールは、
とても綺麗な設計で大曲線レールの寸法を取り込み、
車両基地としてのデザイン性を活かすように、
95mmというレール間隔を採用しているように見えます。
車両基地がどうして美設計なのかについては、
以下でご紹介しています。
「車両基地」を使ったその他のレイアウト
「車両基地」のダブルターンアウトを利用した、
レイアウトは以下で一覧化しています。
