以前、作成したレイアウトを息子に作らせようと、
おもちゃ部屋に図面をペラリと1枚落としておいて放置し様子を見ていました。
しばらくして行くと途中まで作った状態で挫折し放置され、
いいところに来たねとばかりに走ってくる息子。
そこから図面は図面なんだよ、欲しいのはこうなんだ。
というカスタム要望に答えるハメになりました。
目次
設計は設計。顧客(息子)の要望に右往左往のプラレール
おもちゃ部屋においておいた図面は以下のレイアウトでご紹介したものでした。
さすがに複線パーツ(曲線外側レール)を使い分けたレイアウトで、
しかもトリッキーなUターンレールの四角穴に足を立てるレイアウトです。
無理だろうなと思いつつやらせてみたのです。
息子の試行錯誤から挫折の模様
予想通りというか、やはり「曲線レール」と「曲線外側レール」が、
パッと見で区別がつかない為か、混在してつなげてある状態になっていました。
まぁ、放置で完成させて来るほど慣れてないか・・・。
以下、記憶の限りから再現したイメージです。
悩んだんだろうなぁ。
トリッキーな位置に立てる「複線ブロック橋脚」の場所は、
図面から読み取って、奇跡的に置いています^^
※濃い青色で表現しているパーツが複線パーツです。
図面の実施工からの現場調整
丁度いいタイミングに声をかけてきた息子に捕まり、
図面通りにレイアウトを行いました。
いつもの事ではあるのですが、レイアウトが完成したら、
そこから息子の仕事が始まるというパターンです。
情景パーツを置き、ストップレールに置き換えて駅を置く・・・
その時「駅が置けへん」とストップレールを握りしめた息子がボヤいていました。
「ん? どこに駅を置こうというのかね?(ムスカ風)」
ズバリ、置きたがる場所はUターンレールのすぐ脇。
図面でもわかりますが「ニュー坂レール」の複線レイアウトの場所で、
到底、駅が入るスペースはありません。
ガッツリ当たります。
※駅の鏡面反射が強くてみにくいCGで申し訳ありません。
まして「曲線レール」が下を通り、駅を置けば、レールを踏む場所に。
CGって実際には置けない場所における点もメリットですね。
ガッツリ食い込ませた表現ができる面白さがあります。
ちなみに、複線レールの間隔は6cm(60mm)で、
「直線レール」と「ストップレール」を使えばレールは収まります。
息子はストップレバーの向きと駅の位置にコダワリがあり、
レバーの反対に駅を置かなければ気が済まないタイプなので、
今回は歯の凹凸向きから、どうにもそのアプローチが取れません。
まぁ、Uターンレールから凹凸を変えて「単線複線ポイント」も、
Rタイプから、Lタイプに変えて反転すれば実現できますが、
結局は、ニュー坂レールの下にレバーがきて、操作がしにくいので見送りました。
顧客の要望を忖度してレイアウト変更へ
まぁ、駅が置けないのが不満らしいので、どこかに置くしかありません。
直線レール1本分のスペースの確保に入ります。
結局は縦に伸ばし、安易な解決策を取っています。
詳細は以下のレイアウトになりますが、このように変更することになりました。
それぞれに「1/2直線」レールを挿入して、
元からあった「1/2直線」を「ストップレール」に置き換える変更です。
気持ちは分かるけど・・・
そうなんです、気持ちは分かるんですが、
最初から、サイトで紹介するレイアウトに駅を置いてしまうと、
駅の位置だけで何パターンも類似レイアウトが生まれてしまいます。
かといって、駅が入れられるスペース用に、
無駄に延長した「直線レール」が入っていると、間延びした感じになります。
子供が変更したいと思う気持ちと、
サイトで紹介しやすいレイアウトはやはり微妙に違う所が悩ましいのです。
弊サイトで紹介しているレイアウトは、
基本的には無駄なレールがない、必要性があるレールで組んでいます。
結果として、直線レールが入っていないこともあり、
お子様の要望によっては、直線レールを数本挿入して拡張する必要があるでしょう。
単純な延長であれば、お母さん、お父さんでも簡単にできるでしょうし、
少し教えてあげれば、自分でパーツを挿入してカスタムするようになるはずです。
サイトで紹介させて頂くレイアウトを元に、
是非、情景パーツや特殊なレールなどを置いて、
より豊かなレイアウトを作ってみてください。
もし出来上がったレイアウトの写真があれば、
是非、コメントで「これを参考に作ったよ」とご紹介下さいますと、
とても励みになります。
実レイアウトの状態と補足写真
このレイアウトを実際に施工した状態はこのようになりました。
ちゃんと新駅の誘致にも成功し、息子も納得していました。
このレイアウトでは地味なテクニックというかコツを利用していますので、
以下がご参考になるかもしれません。
その他のオリジナルプラン
以下で、弊サイトオリジナルのレイアウトを多数紹介しています。