ニュー坂レールは直線レール2本分で4段分の高さを
上げることができる便利なレ―ルです。
しかもこのニュー坂レールは登り始めと、登りきったところの曲線が工夫されていて、
高架下が有効に活用できるようになっています。
ニュー坂レールとの高架交差のギリギリレイアウトを例にご紹介します。
目次
ニュー坂レール手前の「曲線レール」交差させる例
ニュー坂レールの登りきった接続位置の真下から、
曲線レールが円弧を描いて抜ける交差例は問題が無いという事を、
別記事でご紹介をしました。
また直交交差の例は以下でご紹介しました。
今回は直線レールの直交交差の例を、
さらに曲線レールの交差をギリギリでよけた実レイアウトに近い検証を行います。
どの辺まで橋脚から話して通過できるか?
今回、まず仮レイアウトをして、どのくらいなら交差可能かを調べました。
以下の写真ですが、ブロック橋脚の足面から、
1/4直線レール長さ分離した部分に、曲線レールを通過させています。
この状態で電車を通過させた場合、難なく通過する事ができると分かります。
横から見ても、ギリギリですが、通過可能です。
少し条件が厳しそうな「金太郎(貨物)」を通しても問題なさそうです。
この間隔を実レイアウトで出そうな寸法で探す
ブロック橋脚と曲線レールの間に、1/4直線を置いた距離に、
より近いレールの組み合わせはないか模索します。
ですが、ぱっと思い浮かぶ組み合わせでは、近い寸法にはならなそうです。
模索するうち、半割ひょうたん型の中央からのレール間隔が近い事に気づきました。
そこで、このようなレイアウトであれば、
今回のケースに該当するレイアウトが作れそうです。
※実はこのレイアウトが一番時間が掛かりました・・・。
わざわざ、ひょうたん割の中央のど真ん中に接続が来るように、
ニュー坂レールをたてて、レイアウトとしてつながった状態にする。結構難題でした。
※2つの別ルートにして置けばいい。というのは逃げなので止めました。
正式にレイアウトとして以下でご紹介しています。
CG的にはこのような雰囲気になることになります。
ん?これで通るのか?
実測で確認
このレイアウトの一部分だけ組み上げて確認します。
このような間隔でレールが通過する事になります。
実際、レイアウトしている時は、
目視ではちょっとキツイかな・・・という感じでしたので、
設計していない場合には、ここを交差で通過させようとは思わないかもしれません。
では、設計通りか、電車を通過させます。
問題なく通過してくれそうな隙間が見えます。
若干中央からズレている感じもしますが、
実際のレイアウトでも大抵がずれますので、問題はないでしょう。
金太郎の角ばった形も通過可能です。
天井が丸ければ尚のこと通過しやすい感じです。
という訳で、半割ひょうたん型の真ん中の幅であれば、
ニュー坂レールの直下を通すことができます。
※走らせる電車によっては通過できない場合があります。
この「半割ひょうたん」地味にくせもので、
レイアウトの中ではあまり出てきて欲しくない形なんです。
後始末が面倒くさくて、レイアウトにとても苦労するという印象です。
面倒な時は、ひょうたん型をつくって、辺の延長で逃げてしまいますけども。
何かの際にお役に立ちますと幸いです。
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その他のレイアウトのコツ・テクニック
以下で、その他のレイアウトのコツ、テクニックをご紹介しています。
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