ニュー坂レールが斜めに渡る高架下のすぐ脇を横切るプラレールのレイアウトでは、
かなり電車の頭上が当たるレイアウトになります。
車両によっては通過できたり、かする程度で通る事もありますが、
ミニ橋脚の追加のみで、レイアウトの変更なしに簡単に回避できる場合もあります。
目次
斜めニュー坂レール手前を斜め交差させる回避方法(ミニ橋脚)
これは以下のレイアウトでご紹介した交差例になります。
この「※2」部分がこのような交差になっています。
真下に電車を通過させてると、頭上が当たっています。
かなり橋脚のキワを通して空間を確保していますが、厳しい状況です。
こういう場合、坂曲線レールでの回避方法もあるのですが、
このレイアウトの位置では難しいのです。
なぜ難しいかというと、ニュー坂レールにつながる元の曲線レール部分に、
既に上をニュー坂レールが通っています。
この場合、上のニュー坂レールは回避できていますが、
さらに「坂曲線レール」で1段上げ始めてしまうと、頭上が当たります。
実際に入れてみるとこのような感じです。
結果、この高架下は「坂曲線レール」に頼らずに回避する必要があります。
通れそうで通れない惜しい感じですがこの少なくともこの電車は無理そうです。
そんな時使えるのが、この道具です。
テッテレー!「ミニ橋脚ブロックぅ~」
(あ、一応、ドラえもんね、滑ってるとは思うけど)
これを、今のレイアウトの、
ニュー坂レールを登りきった位置に1つ入れます。(簡単!)
これは、ニュー坂レールで5段上がって、
次の曲線レールで1段下がりのレイアウトです。
邪道と思われるかもしれませんが「坂曲線レール」が発売されるまでは、
普通に使われていた曲線レールで坂を上るテクニックなはずです。
ニュー坂レールで5段は邪道かもしれませんが、
1段くらいは難なくつながります。
このレイアウトではこのようにアップダウンを繰り返す、
上下にクネクネするレイアウトになっています。
とはいえ、曲線レールで坂を上るレイアウトは個人的には好きではありません。
どうも、脱線しやすい。(スピードの速い車両)
曲線レールのカーブ外側が、
浮いてしまって橋脚で支えられていないことが多く、
電車が通ると外側に傾くことが多いのです。
ですので、その先の橋脚にもミニブロック橋脚を1個追加して、
曲線レールを5段で渡します。
結果として、
ニュー坂レールの5段上りと、ニュー坂レールの3段上りでレイアウトしています。
見ての通り、こちらはよりスムーズなレイアウトに見えます。
実際のレイアウト例
全体としてはこのようなレイアウトで作っています。
結構、大規模なものになっていますが、右の矢印部分が今回の例です。
よく使うのが、橋脚が無くなった場合に、ティッシュ箱を橋脚にする方法。
最近は色んなサイズのティッシュがありますが、
丁度いいサイズの箱があれば、潰さずに残しておくと便利かも(これは、未使用品)
レイアウトは以下でご確認いただけます。
※一部、直線レールが足らずターンアウトで施工部分があります。
坂曲線レールが使えない場合に便利な方法
先ほど触れました「坂曲線レール」で回避する方法が、
今回のように使えない場合は、この方法が便利です。
前後のルートに高さがない場合だけでなく、
坂曲線レールには歯の凹凸の向きが2パターンしかありません。
「反時計回りで、進行方向に凸方向の上りと、凹方向の下り」
「時計回りで、進行方向に凹方向の上りと、凸方向の下り」
条件は同じです。
要は、このどちらかのパターンでレールが組まれている場合のみ使えます。
レイアウト全体のつなぎ目の向きが逆な場合は、
このミニブロックでちょっと上げるという方法が便利です。
プラレールでつなぎ目の向きに迷ったら
「反時計回りに凸にしとけ」という記事につながります。
高架交差の方法を変更したレイアウト
この回避方法を利用して、高架交差を変更したレイアウトが以下になります。
何かお役に立ちますと幸いです。
この記事は以下のコンテンツの一部です。
その他のレイアウトのコツ・テクニック
以下で、その他のレイアウトのコツ、テクニックをご紹介しています。
レイアウトを実際に作ってみたよ!というご報告を頂けると、とても嬉しいです。
お写真を添えて、是非共有ください。